海外販売を小ロットで！ECサイト出展・輸出手続き・物販リスク分析

トランプ政権下で再び注目を集めているのが「関税」です。特に中国からアメリカへの輸出は15％という追加関税がのしかかり、輸出量が少しずつ落ち込んでいると言われています。これは中国企業にとっては痛手ですが、見方を変えれば大きなチャンスでもあります。なぜなら、アメリカ市場に“空白”が生まれるからです。

そこに入り込める可能性を持っているのが、実は日本なのです。日本製品は「品質の高さ」「安全性」「デザイン性」で世界的に評価されてきました。すでに抹茶は健康志向の追い風を受け、ラテやスイーツとしてアメリカやヨーロッパで大人気となっています。しかし、まだまだ世界に知られていない“日本の宝”は数えきれないほど眠っています。

たとえば、日本の地方で受け継がれてきた工芸品。備前焼や会津塗りの食器は、サステナブル志向のライフスタイルにぴったりです。あるいは、日本の家庭では当たり前に食べられている鯖缶や乾燥納豆は、海外の人々にとって新しい健康食品になり得ます。料理人の憧れとなっている日本製包丁や、繊細な木工品もまた世界での需要が高まっています。

歴史を振り返れば、日本は江戸時代の鎖国で外の世界と断絶していました。しかし明治以降、一気に世界へ飛び出したとき、日本美術や和食は欧米で熱狂的に受け入れられました。今まさに、再び「世界に羽ばたくタイミング」が巡ってきているのではないでしょうか。

もちろん、地政学リスクや為替の変動など、不安材料は尽きません。けれども大手企業にはできない柔軟な動きが、中小企業や個人事業主には可能です。小ロットで、ニッチな商品を世界へ送り出す。こうした“しなやかな戦い方”こそ、今の時代に合った挑戦です。

もしかすると、あなたの家の食卓にある漬物や調味料が、海外では高級な健康食としてブームになるかもしれません。お祭りで売られている駄菓子が、外国人にとっては新鮮でクールなギフトになるかもしれません。つまり、私たちの身近にある“当たり前”が、実は世界の人々にとっての“憧れ”になるのです。

トランプ関税で世界のプレーヤーが動き始めたいま、日本にとってはゴールデンタイムが訪れています。抹茶の次に世界で流行するのは、一体どんな商品でしょうか。あなたの身近に眠る“宝”を掘り起こすことが、未来のビジネスチャンスにつながるのです。